今回は、宅建試験に合格できない原因を探ってみました。これから6つの不合格原因を紹介しますが、どれも耳が痛い話かもしれません。(笑) 逆にどれにも当てはまらない人は、合格が近い証拠かもしれませんよ。1つでも当てはまるのであれば、今日から改善をしていく必要があるかもしれません。
勉強計画が曖昧・学習時間が不足している
「とりあえず勉強をしよう・・・」と無計画のまま思いつきで勉強してしまうのは危険です。しっかりしたスケジュールや目標を立てず、気が向いたときにだけ問題を解いたりテキストを眺めたりして終わってしまうのは、時間の無駄遣いです。試験日までの時間を逆算して、1日何時間まで勉強ができるのかということを考える必要があります。その際にできたら項目ごとに分けて、いつまでにこの分野を終わらせるという目安を立てることも重要です。
そもそも何日も勉強をさぼったら合格できるような試験ではないので、しっかり1日2時間勉強を続ける強い意志も必要です。いろいろな甘い誘いや、やりたいことを我慢しなければならないことも心得ておきましょう。
過去問・問題演習を軽視している
個人的にはこの「過去問を軽視している」というのが不合格理由の第1位ではないかと思います。過去問を周回して「もう何回解いても満点だから大丈夫」と考えている人や、時間だけをたっぷり使って過去問だけをひたすら解いている人はかなり危険です。それはただのインプットに過ぎませんよ。大切なのは応用力や周辺知識までしっかり理解することです。「〇だったからいいか」ではなく、なぜ〇だったのか?もしこの場合だったらどうなのか?人に説明できるレベルまで底上げする必要があります。
全体像を把握せず、学習範囲に偏りがある
ただがむしゃらに勉強をしていると自然と偏りが出てきてしまうかもしれません。というのも人は得意分野ばかりを集中的に勉強して、苦手なものを後回しにしがちだからです。これが落ちる原因の1つです。宅建業法だけやたら力を入れて、権利関係や法令上の制限を疎かにしていては、合格するのは不可能です。近年ではそのような勉強の仕方では合格できないほど、受験生のレベルが上がってしまいました。すべての分野において均等に力を注ぐ必要があります。もちろん得意不得意はありますが、宅建試験では苦手なものから逃げない勇気が必要です。
理解が浅いまま暗記に頼りすぎる
宅建には「届出や申請」、「通知、報告」、「以上、超える」など似たような表現が数多く存在します。わかったつもりでいて紛らわしい語句や似ている制度をしっかり区別できない、つまり丁寧に理解、整理できていないと点数を落としてしまいます。
直前期の模擬試験・総復習が不足している
ただひたすらに過去問題集やアプリだけで学習していると、本番試験の雰囲気がつかめず時間配分に失敗して、力を出し切れず不合格になってしまうかもしれません。本番形式の模試を数回は受け、本番の時間配分や出題形式に慣れる必要があります。また模擬試験などで初見の問題を解き自分の弱点を把握できていないと、いざ本試験で初見の問題にでくわしパニックになってし余計に時間をかけてしまうかもしれません。事前に本番試験さながらの模擬試験を受けて時間配分や初見問題を落ち着いて解ける訓練をすることも大切です。
モチベーションや集中力の維持が難しい
こちらは以前もお伝えさせて頂きましたが、モチベーションの維持これがなにより一番難しくて大変です。ただし忙しいを理由に「時間を作れない」は言い訳です。受験生はみんなそれなりに忙しいので、もし本当に時間がとれないならスキマ時間を活用するなり、1日の生活の中で「勉強できる時間を確保」しなければなりません。どんな人でもスキマ時間なら確保はできるはずです。
とはいえ人間は嫌なことから逃げたい生き物です。体調が悪い、どうしてもやる気がおきない・・・そんなときは1問だけ問題を解いてみる。そういう小さな努力が、モチベーションの維持や合格につながるのものです。とにかく全く勉強をしない日を作らないことが非常に大切です。
まとめ
宅建試験は過去問をただ解けば合格するほど、甘い試験ではありません。がむしゃらに勉強するのではなく、試験全体を見渡し、苦手なものも含めて均等に勉強し、毎日コツコツ学習を続けていく必要があります。また試験前には模擬試験をといて本番環境を経験することも重要です。試験直前期には時間配分を意識しながら学習を進めていきましょう。そしてなにより大切なことはモチベーションの維持です。これは1日も勉強しない日は作らないことが大切です。自分を甘やかさず「とりあえず1問だけは解くか」の精神でがんばってみてください。
コメント