努力したけど、頑張ったけど、残念ながら宅建に不合格だったあなた。「また来年か…」「もう勉強したくない」いろんな負の感情に苛まれていることでしょう。宅建は1年に1回だけの試験。落ちるとかなりしんどいですよね。それでも「宅建は取りたい」という気持ちが少しでもあるのであれば、今日から何をすべきか私なりにアドバイスをさせて頂ければと思います。

正しい勉強法を見つける
いきなり勉強なんて始めなくていいです。宅建試験をマラソンと捉えてみてください。いきなり全力疾走して、そのペースのままゴールできますか?できませんよね?まだ1年あるのでいきなり勉強を始める前に、まずはなぜ落ちたのかを分析することから始めましょう。
以下に1つでも該当していませんか?それが分かっただけでも大収穫です。
・過去問の周回に満足して応用力がない。
・苦手なもの、分からないものを放置している
・勉強時間が足りていない
よくありがちなのが、過去問を何回も解いたから満足しているパターンです。「何回解いても全問正解だから大丈夫」という人結構多いです。一度見た問題を解けるなんて当たり前のことですし、過去問全問正解して初めてスタート位置に立てる。と考えてください。宅建は30~32くらいは誰でも取れます。残りの5~7点をどう積み上げるのかという試験です。大切なのは、解説をしっかり読み、周辺知識まで幅広く抑えることです。ただ正解だからOKではないのです。主変知識を理解することで応用力も身に着けられます。過去問は隅まで有効的に活用しましょう。
続いて苦手なもの、分からないものの放置です。これは誰しもが経験することです。「理解できないし難しいからいいや」難解なものを目の前にし、理解できないと人は逃げがちになります。当然試験に10年に一回も出ないようなマイナーな知識を完璧に押さえる必要は全くありません。なぜならそんな問題は合否に影響しないからです。あくまで頻出の項目で苦手なもの、分からないものを放置してはいけないということです。じゃあどうするか。オススメはまず書き出すことです。例えば、「抵当権の法定地上権がわからない」のであれば、メモに法定地上権と書き、所得税が分からなければ「所得税」と書いておく。そしてyoutubeで該当箇所の動画を見たり、テキストを読んだり、苦手を減らす努力をしてみてください。これだけで間違いなく得点力が上がります。
時間が足りていない。宅建の学習時間は一般に300時間と言われていますが、受験生のレベルが年々上がっているため400時間~500時間の確保は必要だと思います。ただし冬から春まではそこまでつきつめて勉強をする必要はありません。それよりもモチベーションの維持の方がはるかに大切だからです。しかし6月以降、スキマ時間を活用して最低でも1日1時間以上勉強はしないと合格は厳しいでしょう。
とりあえずやる
さて反省点が分かったら次なにをするのか。これはもう一択です。「勉強してください」それだけです。ちなみに勉強とは机に座ってテキストを読んだり、問題を解けといっているわけではありません。youtubeで1日1本動画を見るのも勉強ですし、アプリでも1問だけ解くのも勉強です。わたしのおすすめは苦手を書き出してみること。そうすることで何をやるべきなのか必然と全体像が見えてきます。まずは敵を知ることが大切です。マラソンを走るときにコースの下見をしたり戦略を立てるというのは想像できるでしょう。宅建もマラソンのようなものです。まずは全体像を把握、苦手なものは何なのか、そこを攻略するにはどうすべきか?そしてどんなペース配分で勉強するかを考えてみてください。
まとめ
いきなりがむしゃらに勉強する必要はありません。まずはなぜ落ちたかを分析して、自分なりの反省点を浮き彫りにしてください。そしてそれらをつぶすためには何が必要かを考えてみてください。とにかく苦手を書き出してみることでやるべきことがクリアになるのでおすすめです。全体像が見えたら、まずはyoutune1本だけでいいです。学習をはじめてみてください。1日でも勉強しない日を作らないことがモチベーションの維持に繋がります。頑張りましょう!



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