宅地建物取引士(宅建士)試験は、毎年20万人以上が受験する国家資格です。
合格率は例年 15〜18%前後 と決して高くなく、試験内容や配点を正しく理解し、勉強時間の配分など戦略的な学習が合否を分けます。
本記事では、
- 宅建試験の科目や問題数、出題構成
- 科目別の特徴と目標点
- 効率的な勉強順・勉強時間
をわかりやすく解説します。ぜひ最後までご覧下さい。
宅建試験の概要・科目・問題数と出題形式
まずは簡単に宅建試験の概要を理解しておきましょう。

宅建試験の問題数は全部で50問です。
すべて 4肢択一式のマークシート方式で、記述問題は出題されません。
- 試験時間:2時間
- 配点:1問1点(50点満点)
- 合格点:おおむね 33〜38点前後
宅建試験の科目別問題数と配点
科目ごとの出題数一覧
| 試験科目 | 問題数 |
|---|---|
| 宅建業法 | 20問 |
| 権利関係(民法等) | 14問 |
| 法令上の制限 | 8問 |
| 税・その他 | 8問 |
| 合計 | 50問 |
「宅建業法」と「権利関係」だけで34問を占めており、
この2科目が試験の合否を大きく左右します。
宅建試験の出題科目と内容
権利関係(民法等)|14問
権利関係では、民法を中心に以下のような内容が出題されます。
- 所有権・抵当権などの物権
- 売買・賃貸借などの契約
- 債権・相続・借地借家法
生活に身近なテーマが多い一方、出題範囲が非常に広く事例問題が多いため、
宅建試験の中でも特に難易度が高い科目です。民法は1044条にもなる条文の中から出題されるため、深入りは厳禁ですし、全てを網羅するには気が遠くなるような時間を費やすことになります。頻出項目を広く浅く学習することが非常に重要です。
目標点:14問中7〜10点
宅建業法|20問【最重要】
宅建業法は、不動産取引業務を規制する法律です。
- 宅地建物取引業法
- 宅建士の義務
- 重要事項説明・契約書面
- 8種制限・報酬規制 など
ルール自体は多くありませんが、試験全体の4割を占める最大の得点源です。
ここで点を落とすと、合格は一気に遠のきます。近年は個数問題が数多く出題されることになりました。これは正確な知識を試されているので、曖昧な知識では確実に失点します。とにかく丁寧に暗記し、理解へつなげることが非常に重要です。
目標点:20問中17〜18点
法令上の制限|8問
法令上の制限では、土地や建物に関する各種規制が出題されます。
- 都市計画法
- 建築基準法
- 国土利用計画法
- 農地法 など
専門用語が多く最初は難しく感じますが、過去問の焼き直しが多く演習が有効な科目です。特に都市計画法と建築基準法は範囲が広く、曖昧でイメージしにくいものが多いです。いかに曖昧なものを具体的なイメージに整理できるかということがが非常に重要です。
目標点:8問中5点
税・その他|8問
税・その他では、不動産取引に関連する知識が問われます。
- 不動産取得税・固定資産税
- 地価公示法
- 不動産鑑定評価基準
- 統計問題(最新データ)
範囲は広いものの、内容は基礎レベルです。
頻出分野に絞って対策すれば、安定して得点できます。税金に関しては非常にマイナーな問題が出題されることがありますが、ほとんどの受験生が解けない問題だったりするので、あまり気にせずとにかく基礎をしっかり覚えることで得点力に繋がります。
目標点:8問中5点
宅建試験の勉強順と勉強時間の目安
おすすめの勉強順
宅建試験は、次の順番で学習するのがおすすめです。
- 宅建業法
- 権利関係
- 法令上の制限
- 税・その他
難関科目である権利関係を早めに始め、
得点源の宅建業法を繰り返し固めるのがポイントです。
合格に必要な勉強時間の配分(300時間想定)
| 科目 | 勉強時間 | 割合 |
|---|---|---|
| 権利関係 | 約90時間 | 30% |
| 宅建業法 | 約120時間 | 40% |
| 法令上の制限 | 約50時間 | 17% |
| 税・その他 | 約40時間 | 13% |
満点を狙う必要はありません。
各科目で「取るべき点数」を確実に積み上げることが重要です。そして積み重ねにはアプリで過去問を解くことが非常に有効です。テキスト・問題・動画すべてを無料で利用できる神アプリ「宅スマ」は下記からダウンロードできます。ぜひインプットとアプトプットにお役立てください。

まとめ|宅建試験は配点を意識した戦略が合格のカギ
- 宅建試験は 全50問・マークシート方式
- 合否のカギは「宅建業法」と「権利関係」
- 科目ごとに 目標点と勉強時間を決めることが重要
- 満点ではなく 合格点+αを安定して取る戦略が必要
試験内容と配点を正しく理解し、効率的な学習を進めていきましょう。


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