「宅建試験まであと2か月しかない。今からでも間に合う?」

結論からいうと、あと2か月でも間に合う人はいます。ただし、残り時間が少ない以上、全範囲を完璧にしようとする勉強では間に合いません。

逆転できる人は、現在地を確認したうえで、合格に必要な問題へ勉強時間を集中させます。間に合わない人は、不安から教材を増やし、テキストを最初から読み直し、得点につながらない勉強を続けてしまいます。この記事では無駄のない効率の良い学習方法をお伝えします。

宅スマには問題5,000問以上、テキスト・講義動画各100本以上を収録。月額440円から、必要な教材を選んで学習できます。無料でも約1,000問の問題に挑戦が可能です!問題は一問一答(〇×形式)を採用しているため、スキマ時間でも知識の正確性を高め、個数問題の対策ができます。

目次

【令和8年度最新】8月22日から宅建試験まで残り57日

令和8年度(2026年度)の宅建試験は、10月18日(日)13時から15時まで実施されます。8月22日時点で試験まで残り57日です。通常受験者は50問・四肢択一式を120分で解き、登録講習修了者は45問・110分です。

項目令和8年度の確定情報
試験日時10月18日(日)13時〜15時
着席時刻12時30分まで(登録講習修了者は12時40分まで)
試験会場インターネット申込者は8月下旬からマイページで確認
受験票発送予定10月2日(金)
合格発表11月25日(水)

残り57日で、1日2時間なら約114時間、1日3時間なら約171時間を確保できます。ゼロから全範囲を完璧にする時間ではありませんが、頻出問題へ絞り、復習の精度を上げれば得点を引き上げられる時間です。

宅建試験まであと2か月で間に合う人・間に合わない人の違い

間に合う人間に合わない人
現在の科目別得点を把握する総合点だけを見て落ち込む
宅建業法を最優先する全科目を同じ時間で勉強する
間違えた理由を分類する過去問の周回数だけを増やす
教材を固定する新しい教材や講座を次々に増やす
難問を捨て、基本問題を取り切る民法の難問に長時間かける
翌日・3日後・1週間後に解き直す解説を読んで分かった気になる

【現在地別】あと2か月で間に合う可能性を診断

まず、時間を測って年度別過去問または模試を1回解き、科目別に採点してください。過去に答えを覚えた問題だけで高得点になっている場合は、未見の模試も併用します。

この記事で診断するのは「残り57日のスタート位置」です。
20点台で停滞する原因や、答案の分類方法を詳しく知りたい方は、別記事「宅建の点数が20点台から伸びない原因」で解説します。本記事では、原因分析を繰り返さず、残り日数の使い方に集中します。

30点以上:十分に間に合う

知識がゼロなのではなく、5〜8問程度の取りこぼしを減らす段階です。新しい知識を広げるより、宅建業法の基本問題、法令上の制限の数字、統計・税、読み違いを修正してください。

25〜29点:正しい優先順位なら間に合う

最も伸びやすい層です。合格目標を38点とすると9〜13点必要ですが、そのすべてを難しい権利関係で取る必要はありません。宅建業法で3〜5点、法令上の制限で2点、税・その他で1〜2点、ケアレスミス削減で2点を積み上げれば射程に入ります。

20〜24点:勉強法を変えれば逆転の余地がある

全範囲の理解を目指すと時間切れになります。宅建業法、法令上の制限、税・その他の頻出論点を優先し、権利関係は頻出テーマに限定します。平日2〜3時間、休日4〜6時間を確保したいところです。

19点以下:厳しいが、まず合格点を取りにいく設計へ変える

現時点で知識の土台が不足している可能性があります。ただし、残り2か月を「テキストを読む期間」にしてはいけません。短い講義や要点テキストで論点を確認し、その日のうちに一問一答と四択を解くセット学習へ切り替えます。

目標は38点前後|科目別の得点設計

宅建試験の合格基準点は年度によって変わります。2025年度は33点でしたが、過去にはより高い基準となった年度もあります。そのため、前年の合格点だけを目標にせず、38点前後を目標にするのが安全です。

科目出題数目標点残り2か月の方針
宅建業法20問17〜18点最優先。全肢を正確に判断する
権利関係14問7〜8点頻出論点を優先し難問を追わない
法令上の制限8問6点数字・許可・届出を比較して覚える
税・その他8問6〜7点頻出税目、統計、5問免除科目を固める

あと2か月の逆転勉強法|8週間ロードマップ

第1週:実力診断と教材の固定

  • 年度別過去問または模試を2時間で解く
  • 科目別得点を出す
  • 失点を「知識不足・混同・読み違い・時間不足・難問」に分類する
  • 使うテキスト、問題集、動画を各1つに固定する

ここで重要なのは、単に「27点だった」で終わらせないことです。同じ27点でも、宅建業法が12点の人と17点の人では、対策がまったく違います。

第2〜3週:宅建業法を得点源にする

宅建業法は20問あり、短期間でも得点を伸ばしやすい科目です。免許、営業保証金・保証協会、媒介契約、35条・37条書面、8種制限、報酬額、監督処分を重点的に回します。

正解できたかだけではなく、4つの肢すべてについて〇×と理由を説明できるかを確認してください。個数問題にも対応しやすくなります。

第4週:法令上の制限を一気に固める

都市計画法、建築基準法、国土利用計画法、農地法、宅地造成及び特定盛土等規制法、土地区画整理法を扱います。「誰が」「いつまでに」「許可か届出か」「何㎡か」を比較表で整理しましょう。

第5週:権利関係の頻出論点に絞る

意思表示、代理、時効、債務不履行・解除、物権変動、抵当権、賃貸借、相続、借地借家法、区分所有法などを優先します。初見の難しい判例問題に時間をかけるより、過去に繰り返し問われた基本ルールを落とさないことが重要です。

第6週:税・その他と法改正・統計

税は広く浅く手を出さず、過去問で頻出の税目を優先します。統計は古い数字を覚えないよう、令和8年度向けの最新教材で確認してください。令和8年度試験の根拠法令は令和8年4月1日現在施行されている法令です。

令和8年度に必ず更新確認したい論点

  • 区分所有法:令和8年4月施行の大幅改正。前年版教材のまま学習しない
  • 宅建業法:懲役・禁錮の拘禁刑への一本化、重要事項説明項目、業者票様式などの改正を確認
  • 建築基準法:建築確認の対象となる木造建築物の規模等の見直しを確認
  • 問48の統計:令和7年の住宅着工、地価公示、土地取引、宅建業者数など令和8年度用データを使う

ここでは直前計画だけを扱い、改正内容や統計数値の説明は繰り返しません。具体的な内容は、令和8年度試験の法改正まとめと、問48「統計問題」完全対策で確認してください。

第7週:本番形式の演習と弱点補強

  • 週2回を目安に50問を2時間で解く
  • 科目別得点と失点原因を記録する
  • 基本問題の失点を優先して解き直す
  • 解く順番とマーク方法を固定する

第8週:間違えた問題だけを仕上げる

直前に新しい教材へ手を出す必要はありません。間違えた問題、数字、法改正、統計を再確認します。睡眠時間を削らず、本番と同じ時間帯に50問を解く練習も行いましょう。

残り2か月で点数を伸ばす「1日の勉強メニュー」

平日2時間の場合

20分前日・3日前に間違えた一問一答
60分その週の重点科目を四択・過去問で演習
25分間違えた論点だけテキスト・動画で確認
15分数字・期限・例外の暗記

休日4〜5時間の場合

午前に50問を本番形式で解き、午後に復習します。復習時間は演習時間と同じか、それ以上を確保してください。さらに、失点した論点の類題を一問一答で10〜20問解くと、同じミスの再発を防げます。

過去問は「正解したか」ではなく3段階で管理する

  • A:根拠を説明して正解できた
  • B:正解したが迷った・消去法だった
  • C:不正解、または根拠を説明できない

BとCを復習対象にしてください。偶然当たった問題をAにすると、過去問では高得点なのに模試で崩れる原因になります。

あと2か月でやってはいけない勉強法

  1. テキストを1ページ目から読み直す:問題で穴を見つけ、該当箇所だけ戻るほうが速いです。
  2. 教材を増やす:知識の表現が変わり、復習対象が分散します。
  3. 過去問の答えを覚えて周回する:正誤の理由を説明できなければ得点力にはなりません。
  4. 権利関係の難問に固執する:宅建業法の基本問題1問も、民法の難問1問も同じ1点です。
  5. 模試を受けっぱなしにする:模試は点数を確認するイベントではなく、失点原因を見つける教材です。
  6. 睡眠を削る:直前期ほど、記憶の定着と問題文を正確に読む集中力が重要です。

あと2か月で間に合わせるためのチェックリスト

  • □ 科目別の現在得点を把握した
  • □ 目標点を科目別に決めた
  • □ 宅建業法を最優先にしている
  • □ 教材を固定した
  • □ 間違いを知識不足・読み違いなどに分類している
  • □ 翌日・3日後・1週間後に解き直している
  • □ 週1〜2回は50問を時間内に解いている
  • □ 法改正・統計は2026年度向け情報を使っている

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よくある質問

宅建はあと2か月、独学でも間に合いますか?

現在20点台後半〜30点台なら、独学でも十分に合格を狙えます。20点前後や初学者は、教材を絞り、宅建業法を中心に毎日2〜3時間以上を確保できるかが重要です。

1日何時間勉強すればいいですか?

現在の点数によりますが、30点前後なら平日2時間、休日4時間が一つの目安です。20点前後なら平日2〜3時間、休日4〜6時間を確保したいところです。時間よりも、復習を含めた有効学習時間で考えてください。

過去問は何年分やればいいですか?

年数だけを目標にせず、頻出論点を繰り返し解いて根拠を説明できる状態を優先します。年度別演習は本番練習、論点別演習は弱点補強と役割を分けてください。

模試の点数が低くても間に合いますか?

模試は本番の合否を確定するものではありません。基本問題の知識不足、読み違い、時間不足など、失点原因を分類して修正できれば点数は伸ばせます。

まとめ|あと2か月は「勉強量」より「正しい取捨選択」

宅建試験まであと2か月でも、間に合う可能性はあります。ただし、全範囲を均等に学び直す時間はありません。

宅建業法を得点源にする、法令上の制限を固める、権利関係は頻出論点に絞る、間違えた問題を繰り返す。この4つを徹底しましょう。

不安なときほど新しい教材を探すのではなく、今日間違えた1問を、明日は根拠まで説明して正解できるようにする。その積み重ねが、残り2か月の逆転合格につながります。


参考:一般財団法人 不動産適正取引推進機構「宅建試験のスケジュール」同「宅建試験の概要」国土交通省「建築確認・検査の対象となる建築物の規模等の見直し」(閲覧日:2026年8月22日)

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この記事を書いた人

約10年広告代理店でディレクターとして勤務。コロナ禍で将来の不安から宅建試験を受験し合格。趣味は音楽、楽器、映画鑑賞など。

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